気温の上昇とともに田圃の水も温まってヤゴの食べるぼうふらやおたまじゃくしなどが豊富に育っているのでしょう、昼休みに道の駅を一歩出たところで赤トンボがスイスイと飛んでいる光景に出合いました。夏が来たという実感が湧いてきます。
 6月16日は、昨年は大雨で「お米会員と生産者との交流会」は中止となりました。今年は少々蒸し暑くはなりましたが、スケジュール通り一日を楽しむことができました。バスで最初に訪れた夢つくし早期米の川内地区の圃場では、水をいっぱいに湛えて苗は青々と生育していましたし、次で訪れた岩岳川清流米の圃場は麦刈りのあとに藁を鋤き込んでから田植えをするのでやっと間に合ったというところ。ここはかつて酒造りが盛んであった頃に酒米の山田錦を育てていた場所で、今も民家の少ない岩岳川の上流から引き込まれた水がサラサラと心地よい音を響かせながら流れていました。第3の目的地アジサイランドを訪ねました。当日はあじさい祭りとあって混雑が予想されるので、現地には駐車場の準備がなく岩屋活性化センターで市営バスに乗り換えて現地入り。13,000本のアジサイが白、黄、青、紫、紅紫など色とりどりの花が私達を迎えてくれました。参加した会員さんの中には10年ほど前にアジサイのボランティアによる植込みの作業に参加されたご夫婦もいて、大変懐かしそうに当時を回顧されていました。会場では手打ちそばの販売やスイートコーンなどの農産物の直販も行われていて、事務局によると本日だけで1,000人以上の人が訪れるであろうとのこと。30世帯ほどの小さな集落で日本一のアジサイランドを作ろうと取り組みを始めて13年。夢は着実に実を結びつつあります。轟の里では雨が少なく当日までに田植えが間に合うのか心配もしましたが、その後雨にも恵まれ棚田ではしっかりと根付いた苗が空に向かって背を勢いよく伸ばしていました。恒例となった昼食を今年も集会所で御馳走になりました。棚田米轟の里のおにぎりと轟産の野菜のお総菜に、参加者は皆さん笑顔で舌鼓を打っていました。ちょっとハイカラなポテトサラダや柚子の味噌漬けなどをお代わりする人もいました。前区長Uさんの挨拶。この1年で3つ良いことがありました。①轟公園に枝垂れ桜を植えて名所にしようと頑張っていますが、駅長から5本の苗木を贈ってもらい、これを道の駅おこしかけふれあい桜と名づけて大事に育てている。来春にも花が楽しめそうなこと②空き家が増えているが、その1軒に母娘が入居し町に通勤しているが厳しい冬の寒さを乗り越えたので、永住してくれそうだ。③30人足らずの集落から市会議員が誕生したこと。米づくりも10軒でやっているが、皆さんの応援のおかげで頑張れます。轟は希望の持てる集落になりつつあります……と。
 表面だけ見れば人口の減少が続く何の変哲もない市のように見えますが、その中にあって轟や枝川内のように夢を持って日々努力されている人々のいることに私達は誇りを持ち応援していきたいと改めて思った次第です。