7月23日は、二十四節気の一つで、1年のうち最も暑い日とされていますが、このところの気温は、連日35℃を超す暑さで、マスコミでは猛暑、極暑、炎暑、炎熱など暑さに関する言葉が氾濫しています。
 この暑さの中で、冷えた果実など体に良いし、また体が求めるからでしょうか、当道の駅店頭では「モモ」がよく売れています。例年7月に入ってモモの生産農家を回っては出荷をお願いするのですが、このところ高齢化でモモ生産農家が減っているのが気になります。ある農家は80歳を超す夫婦でモモの生産を続けてきましたが、もう体力も限界。子供さんといっても中年のご夫婦がいるのですが、働きに出た方がリスクもなく収入が良いとのことで後を継ぐ気はない。現在モモ農家は7軒ありますが、後継者がいるという農家はありません。7月末からは梨、8月に入ってからはぶどうの収穫期となります。今年の出荷については約束済みです。7月20日、ぶどう、梨の生産農家を訪ねたところ水やりを済ませて帰宅されたところ。こちらの農家も定年後専業農家としてご夫婦で果物栽培に懸命に取り組んでおられますが、除草、消毒、袋掛け、水やり、摘果、袋・箱詰めなど大変な作業でその努力には頭が下がる思いがします。有機を主にした肥料を施して味もよく人気もありますが、こちらも後継者問題は未解決の様子。
 先日、轟の里へ行きましたが、水の心配はないようで稲は青々と育っていました。外に立っているだけでも汗が噴き出てくるような強烈な日差しの中で、ご高齢の農夫が唯一人黙々として、畦の草刈りをしている姿がありました。農家の庭では、白いムクゲの花が涼しげに咲いているのが農夫の姿とは対照的な光景で心に残っています。
 松江地区のミルキークイーンは稲穂が出揃い花をつけ、このまま順調にいけば8月10日頃には収穫となりそうです。こちらの生産者は、一昨年高校の先生を定年退職されてから米作りに打ち込んでおられますので、当分は頑張っていただけそうです。今年はもう一人若い方がミルキークイーンに挑戦してくれています。野菜なども出荷して下さっている方で、几帳面な人なのできっと素晴らしいお米を出荷して下さるものと楽しみにしています。
 当地域の農業の一端を述べさせてもらいましたが、これは日本農業の抱えている全体の問題でもあると思っています。