「和食」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。登録の基準として、遺産を保護し促進することのできる措置が図られていることが挙げられています。和食離れが進む中、政府は提案書を作成し食育や郷土料理の伝承に取り組む考えを強調したことによって実現したとされています。いま日本の食料自給率は40%を割り、和食の危機を示しています。「身の回りの食材と我々の生活が切り離され、自然の食材や、それを作っている人々に対する尊敬、命あるものを頂いていることに感謝する文化がなくなっている。」「農業は経済的な価値だけで評価できない日本の伝統文化であり、今農業を守り伝えていかなければ、日本は伝統をあっさり捨ててしまうことになる。」「和食を継承する為には、消費者が日本で作られた旬の新鮮な食材を食卓に載せることだ。そのためにも消費者にとって農業をもっと身近なものにしていかなければならない。」《熊倉功夫=農水省が無形文化遺産登録に向けて設置した検討委員会の会長(静岡文化芸術大学学長)》
 私達豊前市・築上郡の道の駅、JAを含む農産物直売所の9カ所で組織する豊築地域農産物直売所連絡協議会では、今回で4回目となる旬の豊築農産物を使ったレシピコンテストを実施しました。この目的は豊築農産物を活用した新しいレシピ・アイデアを得て、豊築農産物を広くPRし、消費拡大と地域活性化の一助とすることにあります。この私達の思いは和食が無形文化遺産に登録されたユネスコの精神に合致するものでもあります。今回の応募者数は59アイテムもありました。うれしいことには、そのうち28が市内の青豊高校生、1つが中津市の龍谷高校生の提案によるものだったことです。書類審査の結果10アイテムが2次審査に残り、実際に料理を作ってもらい目で見、味わって審査をした結果、生徒達の作品が3位、5位、10位に見事入選しました。青豊高校では全校生徒集会の中で表彰状の授与が行われたとの報告を受けました。若い人達が日頃から地域のことに関心を持ち、ひいては日本の伝統文化に思いを致すという習慣が身についてくれることが、今も求められていることではないでしょうか。次年度は第5回のコンテストになりますが、終了後にレシピ集を作り全直売所や官庁などに配布し地域の「宝」として次の世代に伝えていきたいと考えています。
 尚、青豊高校生の提案による道の駅弁「和風御膳」「虹彩弁当」の売上げが8カ月目で8千食を超す当駅で人気商品となっています。
 どうぞ良いお年を!!