青豊高校クッキング部生徒の提案による「和風御膳」「虹彩弁当」は好評でよく売れています。棚田米轟の里をこの弁当に使用すれば、お米の一層の販売促進が可能となり地域の活性化に貢献できるのではとの思いで、6月14日の「お米会員と生産者との交流会に生徒さん6名に参加してもらいました。
 棚田米のおいしさの源泉を知ってもらう為実際に現場に入ってもらいました。轟神社前の急峻な畦道を登りながら①標高250mにある棚田は昼夜の気温差が大きい②ミネラル分を多く含んだ山の湧水が豊かでしかも家の雑排水が全く入っていない③化学肥料の使用を極力抑えた減農薬であるため自然の状態に近いので多様な生物の生息が可能であること。―これらの条件が揃っておいしいお米作りができることを学んでもらいました。しかし眼前の田圃の区画はどれも小さく、大きな機械での作業は不可能で人手に頼らざるを得ない。どの田圃も鉄柵で囲まれていてシカやイノシシなどによる獣害の厳しさを物語っています。広い土地で大型機械を導入し化学肥料を投入して作業効率をよくしての大量生産する世界とは全く異なった条件での米づくりなのです。
 轟地区集会所で昼食の御馳走をいただきました。ご高齢の男性4名女性5名が早朝から準備をして下さっていました。棚田米のおにぎりと素朴な田舎料理でのお接待です。水質の良さもあるのでしょう、このおにぎりのおいしさは格別。地元で採れた人参、じゃが芋、いんげん、竹の子などの煮しめ、ソーメン瓜の漬物、地鶏をダシにしたお吸い物、デザートの蒸しまんじゅう、どれをとっても私にとって久しぶりに味わう懐かしい料理でした。高校生たちも、西洋料理や中華料理などと違って、素材の持つ味をおいしくいただく地方料理の素晴らしさを知ってもらえたのではと思います。秋の道の駅弁フェアーに彼女達がどのようなレシピを提案してくるのか楽しみです。
 ご承知の通り、轟地区は最盛期には200人を超す人達が生活していましたが、現在は30人。この交流会を通して、彼女達が土に根ざして生きることの厳しさと素晴らしさを学んでもらえたならば大変意義深いものがあると思います。轟の人たちも若い人達の訪問を喜んでくれています。9月にはロータリー財団の支援で、彼岸花の球根3,000個を青豊高校インターアクトクラブの生徒さんによる植込みの行事が予定されています。
 「良いお米ができる山地の雰囲気をうまく生かせるお弁当を考えていきたい。」交流会に参加した生徒の感想。期待しています。