夏の季節風は南風。気温、湿度ともに高く蒸し暑い。梅雨明け後の南風は、天が明るくなるとのことで白南風(しらはえ)と呼ぶそうですが、昼間の暑さはまた格別で毎日のテレビニュースでは熱中症で何人が倒れたとにぎやかに放送されたりしています。

白(しら)南風(はえ)や買物籠を男が提げ   秋間 樵二郎

 この男性は酷暑の中、たまの奥さまサービスでちょっと買物にでかけたのでしょうか。
 夏の暑さに負けないため、つい栄養価の高い食材を物色したくなります。
 「こち」夏を代表する昔ながらの高級魚です。このところ「道の駅」豊前おこしかけのお魚市場でも生きたままを販売しています。淡白でいて上品な甘みのある白身は刺身やにぎり寿司にしていただくと美味。頭や骨をお吸い物にしていただく。ちょっと冷めると脂肪がゼラチン状に固まり、これはたまらなく大好きという人もいます。高タンパク、低脂肪なので夏バテ対策としては最高、必ず夫婦一緒にいる魚でオスかメスが一匹釣れると、もう1匹も釣れるとか。俳句の主人公の今夜のメニューはコチ料理なのでしょうか。
 「沖縄の夏野菜」 ゴーヤー、とうがん、へちまは夏バテに負けない沖縄の野菜、独特な苦みのあるゴーヤーは、豆腐や豚肉と炒めてゴーヤチャンプルーにしたり、ピクルスにしたり、最近は当道の駅にも出荷されており、家庭料理として楽しまれているようです。とうがんはスープにするとさっぱりとしたおいしさで、弱った胃にも優しい味です。今日も当駅の店頭に10個ほど並んでいました。へちまは沖縄ではナーベラーと呼ばれ、みそ煮にするとすごく美味。豊前市内にも食用ヘチマを栽培する方がいて、私はゴーヤーと間違えて買って帰り、豚肉、ピーマンと炒め味噌、砂糖、酒で味付けをしましたが、結構おいしかったです。
 当地では瀬戸の夕凪といって、昼間の海風から夜間の陸風に変わりぎわに陸地と海上がだいたい等しい気温になって、風がぴたりと止み、木の葉も動かずたまらなく息詰まるような暑さになることがあります。クーラーのなかった子供の頃、そのような暑さの中で、汗をかきながら母の手料理の夕食を食べた記憶が今、私の脳裏に甦っています。
 26年度産「ミルキークイーン」「夢つくし」はお盆頃には販売開始となる予定です。