朝散歩をしていると久しぶりにモズの高鳴きを聞く事が出来ました。姿を追いましたが残念ながらついに発見できず仕舞。雲一つない晴天のもと道路端では白、ピンク、紅紫のコスモスが気持ちよさそうに茎を揺らしていましたし、庭の片隅ではひっそりと黄色の花を咲かせていました。当駅のトイレには、ホトトギス、ウメモドキ、カラスウリや各種の野の菊が色鮮やかに取り換え引き換え活けてあり、見る人に安らぎと潤いを与えています。店頭では、白菜、水菜、レタス、ほうれん草、ネギなどの葉もの野菜に、里芋、サツマイモ、ジャガイモ、ツクネイモ、山芋などの根菜類が豊富に積まれ、漸く色づき始めたユズにミカン、光沢ある柿、イチジク、梨、ぶどうなどの果実が勢揃い、ギンナンも加わって、稔りの秋を見事に演出してくれています。
 しかし、一方で自然は農家に厳しい試練を与えています。例年、9月の終わり頃には、棚田米を出荷して下さっていたT氏は、いもち病にやられ、検査の結果一粒のお米も取扱いできなくなってしまいました。いもち病(稲熱病)は葉や茎、穂くびなどがカビ菌の1種である病苗におかされ小さな斑点が出来て変色し種子が出来なくなる病気といいます。新聞報道によると9月15日現在の当地の水稲作況指数97で「やや不良」。低温や日照不足などによる生育被害に加えて、いもち病も平年に比べてやや多かったことが影響しているとあります。 Tさんには機械代他の支払いなどで前渡金を要求され、それで急場を凌いだこともありました。もちろん共済などにも加入しておられるでしょうが、その辺りがちょっと気がかりです。しかし、来年は「良いうまい米」を作るからよろしく頼むよと、電話口で元気に言われていたのが、強く心に残っています。日本の米づくりの歴史の中で、このような苦しい経験を幾度もされ、その都度自力で克服して今日があるのでしょう。全く頭の下がる思いです。
 棚田米の他の生産者は例年に近い収穫が確保されているようです。少し遅れてはいますが、11月には入荷発売となりそうです。
 10月19日(土)に豊前ロータリークラブ会員と青豊高校インターアクトのメンバー36名で今年も3,000個の彼岸花の球根を植えました。来年の初秋には見事な花を咲かせてくれることでしょう。轟の里に頑張ってほしいと地域の人々が応援して下さり、心強い限りです。