トイレを気持ちよく使ってもらいたいとの思いで、「花一輪運動」を始めてから10年、今日も女性従業員、清掃のおばさん達の協力で春の花が活けられ、見る人の目を楽しませ心を和ませています。活けてある花の原産地などを調べてみますと面白い事がわかってきました。
 ストック―香り高い花でアブラナ科に属す。古代ギリシャで好まれ、花の冠にもされたという。ストックは英名。和名でアラセイトウといい、葉がラシャ状なので葉ラセイタ(ポルトガル語)から派生した。原種は四弁の一重咲き。八重咲きの花は一重の種子を播いた中から選抜したもの。
 サンシュユ―朝鮮半島や中国が原産地。3月頃から葉が出る前に枝の先端に黄色の小さな花が球のように集まって開き、全体をみると真黄色に見えて美しい。早春の花木で黄色の花といえば山ではマンサク、庭ではサンシュユが代表。日本には享保年間に薬用として果実が渡来したが、今では観賞用に庭に植えられている。宮崎県の民謡「稗つき節」のサンシュユはこれとは別のミカン科のサンショウの木だという。
 スイセン―ヒガンバナ科の多年草で北陸の福井県越前岬が野生地として知られ、郷土の花ともなっています。スイセンの仲間は地中海に面したヨーロッパ南部地方の原産であったものが、古い時代に中国にもたらされて、その名も水仙と中国風に名づけられ、さらに日本に伝わって、中国名そのまま水仙と呼ばれて今日に至っている。
 レンギョウ―中国原産で早春の頃四つに深く裂けた黄色い合併花をびっしり枝につけ、庭や公園によく植えられている。「おこしかけ」近くの雑木林で野生化したのか今の時期黄色い花を見ることができます。春のレンギョウと秋のキクは中国が世界の庭に贈った美しい贈り物であろうといわれている。
 モモの花―モモといえば三月三日の雛祭りに飾るものと決め込んでいる。中国原産といわれるが、日本にも古くから渡来して観賞用また果実として広く栽培されて「古事記」にはイザナギがモモの実で悪鬼を退治した話があり、桃太郎のおとぎ話にも出ているし、万葉集にも歌われている。桃は果実を食用として栽培されているが、花を鑑賞するための栽培も多く、中国の「秘伝花鏡」1688年などにも記載されているという。
 「花の美しさに序列はない。」(無着成恭さんの言葉)といいますが、花はそれぞれに個性豊かに、また出生の歴史や文化を国際色豊かに染め上げて咲き競っているようです。「おこしかけ」に立ち寄られたお客様が安心安全で快適なドライブを楽しんでいただく事を願ってもいるようです。