6月20日の「お米会員と生産者との交流会」は、一時山あいに暗い雲がかかりはしたが、ほんの小雨程度で、午後からは薄い日が射して、暑くもない絶好のツアー日和でした。10時過ぎ、山田地区の有吉さんの圃場へ。ご本人が出迎えて下さり、鹿の被害を防ぐ為の囲いをした田圃の中で、青々としっかりと根付いた稲を前に、お盆過ぎには「夢つくし早期米」を出荷できる予定だと仰る。来年は、木屑、ヌカ、モミや牛糞で堆肥をつくり、農薬も殆ど使用しない「れんげ米」と共により安全な米づくりをするのだと力強く宣言されました。
 岩岳川清流米の圃場では、麦の収穫の後やっと先週に田植えを終えたところ。岩岳川上流から引き込んだ疎水のさらさらという音が心地よく響き、田圃ではアメンボウなどの小さな生物が勢いよく泳いでいます。ここでも、農薬は使用しても1回。しかも薄く散布する程度でより安心、安全な米づくりに励んでおられます。
 枝川内のアジサイランドはお祭りの当日。大きく成長した1万4千本の紫陽花が、ピンク、青、白と色とりどりに咲き競って、見事な景観を見せています。自家用車などの乗り入れは禁じて、県道沿いの学校跡地を駐車場に、ここから市営バスのピストン送迎をしています。今年は観光バスの乗り入れもあり、花の成長とともに見学客もウナギ登り。当地の棚田米は、求菩提米と命名されて北九州市場などで販売されている由。
 轟の棚田でも、稲は青々としっかりと根を張っています。人口は36名で超限界集落ですが、お米の生産者は健在です。少ない人達で、枝垂れ桜公園づくりや彼岸花の球根を毎年植え込んだりして、交流人口を取り込んで何とか地域に活力を取り込もうと努力されている姿には全く頭が下がります。棚田米のおにぎりと、地域産の野菜などの惣菜で昼食の御馳走になりましたが、本当においしい。秋の「彼岸花とソバの花めぐり」には、多くの会員さんに参加してもらい、地域の人たちを元気づけてもらいたいと思います。
 卜仙の郷は、運営者の高齢化で経営が困難となり、7月1日から福岡市に本部のある業者(豊前市出身)に引き継がれることとなっています。淋しいですが、高齢化で過疎化している地域の現実の一コマです。
 岩岳川の両岸では、ところどころで、ねむの花が無心に咲いている姿も見られました。