正月9日、妻を伴って三社参りに出かけました。綱引天満宮(築上町大字高塚)、角田八幡宮(豊前市中村)、薦神社(中津市大貞)の三社。この三社について若干の知り得たことをお伝えしたいと思います。
 綱引天満宮-祭神は菅原道真。901年菅原道真が大宰府に赴く途中、暴風にあい椎田の浜にたどり着いた。取り敢えず漁船の網をとき、道真公に休んでもらい、村人たちは黒木の休所を作り、公はしばらく休養してから筑紫へ向かったという。901年神託があり、国府の令により社壇が造られ、綱を敷いた古事により「綱敷八幡宮」と称された。道真は学問の神様と言われ、初詣には多くの受験生や家族で賑わう。私達も子供の受験の折に合格祈願の為お参りさせてもらいました。太宰府天満宮と同じく道真ゆかりの梅の名所で1,000本以上の梅が植えられており、2月25日には梅まつり大祭が開かれます。
 角田八幡宮-859年清和天皇の御代に角田の土豪幸人がこの地に建立したという。祭神は、宇佐八幡宮と同じ、仲哀天皇、神功皇后、応神天皇、比咩大神。政変の都度社殿の崩壊と再建があり、戦国時代には大友氏の兵乱にあって、北殿を焼かれ北領も失う。しかし黒田氏が藩を鎭するに至り、神領を復し、細川氏を経て小笠原氏に至る。明治6年郷社に定められる。正月元旦や秋の大祭に奉納される中村神楽は岩戸神楽として有名。1999年県無形民族文化財に指定されましたが、今年はまた国の重要無形民俗文化財に選ばれました。地域にとって大変光栄なことです。現在は子供神楽を含め伝承への取り組みが積極的に行なわれています。我が家の子供達は神社に近い小、中学校の卒業生でもあり、度々お参りさせてもらっています。
 薦神社―中津市大貞。中津市へ住所変更してから3度目の初詣。別名大貞八幡宮とも称され、全国八幡宮の総本山である宇佐神宮の祖宮。834~848年の創建。主祭神は応神天皇、神功皇后、比咩大神。境内の三角池は御神体そのもの。720年、隼人の反乱で大伴旅人の率いる大和朝廷軍と宇佐神宮の辛島氏率いる宇佐神軍が薦神社の三角池に自生する真薦を刈って作った枕型の御験、薦枕を神体に、神輿を奉じて日向まで行幸し、乱を鎮めたといわれる。この薦刈り神事は現在も6年ごとに行われ宇佐神宮行幸会の中で辛島一族が当時より行い伝えているという。中津藩主細川忠興により再建された神門は1988年国指定重要文化財に指定され現存しています。
 私達はこれまで何とか生きてこれたことに感謝し、これからも健康で過ごしたいという願いを込めて神様にお祈りしてきました。またこれを機会に地域の歴史や文化の勉強に力を入れたいと思っている次第です。